部活も遊びも全力!中学生・高校生のうちに矯正を始めるメリット
「子どもの歯並びが気になるけれど、矯正治療はいつ始めるのがいいの?」「部活動や受験勉強が忙しくても矯正治療はできる?」「大人になってから始めても遅くない?」
お子さまの歯並びが気になっていても、学校生活への影響や治療を始めるタイミングがわからず、なかなか一歩を踏み出せない保護者の方もいらっしゃると思います。
中学生・高校生は、永久歯が生えそろい、顎の成長も進んでいく大切な時期です。
実は、中高生のうちに矯正治療を始めることには、成人してからの治療とは異なるメリットがあります。
永久歯が生えそろい、歯並び全体を整える治療が可能になるほか、成長の状態によっては、顎の成長を考慮した治療ができたり、大学進学や就職など、新しい生活を迎える前に歯並びを整えておくことができます。
一方で、学校生活や部活動、受験など、この時期ならではの注意点もあります。
今回は、中野駅ウエスト矯正歯科の日本矯正歯科学会認定医が、中学生・高校生のうちに矯正治療を始めるメリットと、治療前に知っておきたいポイントについて詳しく解説します。
1. 中学生・高校生は矯正治療を始めるのに適した時期?
中学生・高校生になると、多くの場合、乳歯から永久歯への生え替わりが完了し、永久歯列が形成されます。
そのため、歯並びや噛み合わせを総合的に整える「本格矯正」を検討しやすい時期になります。
また、成長期にある場合には、顎の成長を考慮した治療計画を立てられることも特徴です。
ただし、顎の成長には個人差があるため、年齢だけで治療開始時期を決めることはできません。
歯の生え替わりや骨格の成長状態を確認し、一人ひとりに適したタイミングで治療を始めることが大切です。
2. 中高生のうちに矯正治療を始める6つのメリット

① 治療期間を短縮できる可能性がある
中学生・高校生の矯正治療では、成長期で代謝が活発なことから、成人と比較して歯の移動に伴う骨のリモデリング(骨の吸収と形成)が活発で、歯が動きやすい傾向があると考えられています。
また、歯や歯周組織の状態が良好な場合が多く、歯の移動を計画的に進めやすいという特徴があります。
成人の場合、歯周病や補綴物(被せ物)、欠損歯などによって治療計画が複雑になることがありますが、中高生ではそのような問題が比較的少ない傾向にあります。
そのため、中高生のうちに矯正治療を始めることで、成人してから治療する場合と比較して、効率よく歯を移動させ、治療期間を短縮できる可能性があります。
ただし、若いからといって必ず歯の移動が速くなるわけではなく、治療期間が短くなるとも限りません。
治療期間は歯並びの状態や抜歯の有無、使用する装置、通院状況などによって異なります。
一般的な本格矯正の治療期間は、約2〜3年が一つの目安となります。
② 成人してからより治療の難易度が低くなる場合がある
中高生のうちに治療を始めるメリットの一つが、歯や歯周組織の状態が比較的良好な時期に治療できることです。
成人してからの矯正治療では、歯周病による歯槽骨の減少や、過去の歯科治療などを考慮する必要がある場合があります。
また、成長が残っている中高生では、骨格的な問題に対して成長を考慮した治療が選択できる場合もあります。
一方、成長が終了した成人では、骨格的な問題が大きい場合に外科的矯正治療が必要となることもあります。
ただし、成長期であってもすべての骨格的問題を改善できるわけではありません。
早い段階で正確な診断を受けることで、治療方法の選択肢が広がる可能性があります。
③ 綺麗な歯並びで過ごせる人生の時間が長くなる
中高生のうちに矯正治療を始める大きなメリットは、整った歯並びで過ごせる期間を長くできることです。
例えば、高校生のうちに治療を終えれば、大学生活や就職活動、社会人生活などを整った歯並びで迎えられる可能性があります。
また、歯並びが整うことで歯磨きがしやすくなり、口腔衛生を維持しやすくなることも期待できます。
ただし、治療後の歯並びを維持するためには、保定装置(リテーナー)の使用が必要です。
早く治療を終えることだけでなく、その後の歯並びを長く維持することが重要です。
④ コンプレックスの軽減につながる
中学生・高校生は、友人関係や学校行事などを通じて、自分の見た目を意識する機会が増える時期です。
「歯を見せて笑うのが恥ずかしい」「写真を撮るときに口元が気になる」といった悩みを抱える方もいらっしゃいます。
矯正治療によって歯並びが改善することで、口元に対するコンプレックスが軽減される可能性があります。
ただし、見た目の感じ方は人それぞれです。保護者の希望だけでなく、本人がどのように感じているかを大切にしましょう。
⑤ 噛み合わせやお口の健康を整えられる
矯正治療は、見た目を整えるだけの治療ではありません。
歯並びや噛み合わせを改善することで、歯磨きがしやすくなったり、特定の歯に負担が集中する状態を改善できたりする場合があります。
特に、歯が重なっている部分は歯ブラシが届きにくく、磨き残しが生じやすい傾向があります。
若いうちから歯並びと口腔衛生を整えることは、将来のお口の健康を考えるうえでも意味があります。
⑥ 進学・就職前に治療を進められる
大学進学や就職を機に、生活環境が大きく変わる方も多いでしょう。
中学生や高校生のうちに治療を始めることで、進学や就職までに治療を進めたり、症例によっては終了できたりする可能性があります。
新生活が始まる前に歯並びを整えたいという方にとって、早めに相談することは一つの選択肢です。
3. 中高生が矯正治療を始める際に気をつけたい6つのポイント
① 進学や受験などの環境の変化
中高生は、受験や進学、引っ越しなどによって生活環境が変わりやすい時期です。
矯正治療では定期的な通院が必要となるため、学校生活や受験スケジュールを考慮した治療計画が重要です。
また、進学に伴って遠方へ引っ越す可能性がある場合は、転院の必要性についても事前に確認しておきましょう。
② 本人の意思を尊重する
矯正治療を成功させるためには、患者様本人の協力が欠かせません。
特にマウスピース型矯正装置では、決められた装着時間を守る必要があります。
また、ワイヤー矯正でも丁寧な歯磨きや装置の管理が重要です。
保護者の方が治療を希望していても、本人が前向きでなければ、治療が計画どおりに進まない可能性があります。
本人が治療の必要性を理解し、納得したうえで開始することが大切です。
③ 本人が気にしているポイントを確認する
矯正治療を始める前に、本人が何を改善したいのかを確認しましょう。
例えば、「ガタガタの歯並びを整えたい」「出っ歯を治したい」「口元を下げたい」など、希望はさまざまです。
また、抜歯をしてでも口元の突出感を改善したい方もいれば、できる限り歯を抜かずに治療したい方もいます。
抜歯・非抜歯の判断は、本人の希望に加え、歯並びや骨格、噛み合わせを総合的に評価して行う必要があります。
非抜歯にこだわることで、希望する口元の改善が得られない場合もあるため、治療目標を十分に共有することが重要です。
④ 部活動への影響
吹奏楽部で管楽器を演奏する方や、接触の多いスポーツを行う方は、矯正装置による影響を考慮する必要があります。
例えば、管楽器の演奏では装置に慣れるまで違和感が生じたり、コンタクトスポーツでは口元を負傷するリスクがあったりします。
部活動の種類によっては、装置の選択や保護用マウスガードについて相談することが大切です。
⑤ 食事や歯磨きなどの日常生活
ワイヤー矯正では、硬い食べ物や粘着性のある食べ物によって装置が外れることがあります。
また、装置の周囲に汚れが残りやすいため、丁寧な歯磨きが必要です。
マウスピース型矯正装置では、食事の際に装置を取り外し、食後に歯磨きをしてから再装着する必要があります。
学校での昼食や外出時にも、無理なく管理できる方法を考えておきましょう。
⑥ 治療後の保定も忘れずに
矯正治療は、装置を外したらすべて終了というわけではありません。
治療後の歯並びには後戻りが生じる可能性があるため、保定装置(リテーナー)を使用して歯並びを維持することが重要です。
特に中高生では、治療後も顎の成長や親知らずの萌出など、お口の環境が変化することがあります。
治療後も定期的な経過観察を受けましょう。
4. 中高生の矯正治療はワイヤーとマウスピース、どちらがいい?
中高生の矯正治療では、主にワイヤー矯正とマウスピース型矯正装置が選択肢となります。
ワイヤー矯正は幅広い歯並びに対応でき、装置を自分で取り外す必要がないことが特徴です。
一方、マウスピース型矯正装置は目立ちにくく、食事や歯磨きの際に取り外せるメリットがありますが、装着時間の自己管理が重要です。
どちらが適しているかは、歯並びの状態や治療目標、学校生活、本人の性格などによって異なります。
5. 中高生の矯正治療はタイミングと本人の意思が大切
中学生・高校生のうちに矯正治療を始めることには、歯周組織が比較的健康な時期に治療できることや、成長を考慮した治療が可能な場合があること、整った歯並びで過ごせる期間を長くできることなど、多くのメリットがあります。
一方で、受験や部活動、本人の希望などを十分に考慮する必要があります。
大切なのは、早く始めることだけを優先するのではなく、本人にとって適切な時期と治療方法を選ぶことです。
中野駅ウエスト矯正歯科では、日本矯正歯科学会認定医が、歯並びや骨格の状態だけでなく、学校生活やご本人の希望も考慮した矯正治療をご提案しています。
中学生・高校生の矯正治療をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。
中野駅ウエスト矯正歯科
-自分史上最高のスマイルを中野から-
中野駅南口から徒歩3分
表側ワイヤー矯正・裏側ワイヤー矯正・マウスピース型矯正装置など、患者様一人ひとりに合わせた治療方法をご案内しています。
記事の執筆者
院長
西村 達郎

所属学会・資格
- 歯学博士
- 日本矯正歯科学会 認定医
- 日本顎変形症学会
- 日本舌側矯正歯科学会